私が初めてストロボを手にしたのがGODOX TT600でした。
私が素人時代フリーランスカメラマンとして活躍している友達に、「ストロボ買おうと思っているねんけどどれがいいかな?」と聞いたときにGODOXを教えていただことをきっかけに今も愛用しています!
GODOX TT600は中国製の製品ですが、純正に負けず劣らず、どういうところがすごいかをレビューしていきます!
正直種類が多くてどこのストロボがいいのかわからない!
買った後に後悔したくない!
わからないからとりあえず純正買ったらいいんじゃね?
純正じゃないストロボってどうなの?
正直ストロボを持ち歩くのは抵抗あるなぁ~!
中国製はちょっとなぁ~
私もそう思っていましたが、実際使っていて特に不具合は無く、むしろ価格に対して高性能な機能も盛りだくさんに搭載されていますよ〜!!
結論、TTLと首振りの固定が必要なければ1台目のストロボとしては最適だと断言できます。
価格がなんと8000円(購入時)
この記事では、スタジオ撮影歴2年、現在ではフリーランスで商品撮影で愛用し、3年間使用してきたGODOX TT600について解説していきます。
ストロボを購入したきっかけ
InstagramやTwitterなどのSNSでストロボを使って幻想的な撮影をしている人が何人かいて、自分もこんな写真が撮りたい!室内撮影や夜のポートレート撮影ができなかったこともあって購入に踏み切りました!
購入してからは撮影の機会が増えて、普通では絶対に行こうと思わなかった場所にも行くことが増えました!
中国製ってどうなの?
一昔の中国製の製品は品質が悪いというイメージがありましたが、現在は全然そんなことはありません。
GODOXのワイヤレスシステムはかなり成熟しており、私が仕事をする上でストロボ2台使っていますが、特段不具合もなくバリバリ1軍機材として使用しています。
TT600の魅力とおすすめの理由
ブランド | GODOX |
モデル | TT600 |
ガイドナンバー | GN60(m ISO 100)(1/1 出力 @200mm) |
垂直回転角度 | -7°~90° |
水平回転角度 | 0~360° |
電源 | Ni-MHバッテリー(推奨)または4 * LR6アルカリバッテリー(別売) |
フル発光回数 | 約230回(2500mAのNi-MHバッテリーを使用した場合) |
リサイクル時間 | 約0.1〜2.6秒(パナソニックのeneloop Ni-MH電池を使用) |
フラッシュ継続期間 | 1/300~1/20000秒 |
色温度 | 5600K±200K |
伝送範囲 | 100メートル(2.4Gワイヤレス) |
本体サイズ | 約6.4×7.6×19cm |
本体重さ | 約400g |
価格がめっちゃ安い!(純正の1/5)
Canonで比較するとかなり差があります。
Canon スピードライト 600EX II-RTの参考に見てみましょう!
ストロボ比較 | GODOX TT600 | Canon 600EX II-RT |
価格 | 約¥8,000 | 約¥47,000 |
ハイスピードシンクロ | ○ | ○ |
連続発光 | ○ | ○ |
電波 | 約100m | 約30m |
TTL | × | ○ |
GODOXがCanonよりも優位に見えますが、スペック表には出ない耐久性や操作性など、価格なりの理由があるので、あくまでこれからストロボを買う人向けで執筆しています。
純正ストロボよりもパワーがある
ガイドナンバー60 (ISO100 200mm)
光がめっちゃ強いと認識していただけると大丈夫です。
どうせ買うならパワーが強いモノを使う方が後々後悔することが無くなります!
ガイドナンバーとはストロボの光量を表す数値です。
クリップオンストロボのガイドナンバー
Canon純正の場合 22/27<21/26<43<60 このようにガイドナンバー60が光量が強いことがわかると思います。
ハイスピードシンクロが使える
1/8000秒まで対応することができます。
ハイスピードシンクロは、ストロボ同調速度を無視して撮影が可能な設定です。
この設定の原理は1回光るのではなくシャッターをきっている間ずっと連続で発光し続けており、そのためケラレ(暗い部分)が出なくすることができます。
ものすごく魅力的な設定ですが、デメリットがあり、光量が弱くなることと、次に発光可能になる時間(チャージ時間)が多くなります。
何ができるかというと子供と一緒に動き回りながら撮影して被写体だけ明るく撮影できたり、昼間に撮影しているのに周りを真っ暗な状態で撮影することも可能になり、撮影の幅がさらに広がります。
無線でストロボ発光が可能
ワイヤレストリガーを使ってどのカメラでも無線撮影可能
無線方式もしっかり認定されているものを使っているので安心
ストロボを使って印象的な撮影するには必ず本体から切り離して使用する必要があります。
0.3EVずつの調光が可能
安いストロボや古めのストロボは1段ずつしか調整できないものがあるので注意が必要です。
細かい調整ができずに後悔の無いようにしたいですよね!
ストロボ調光の例
1段ずつの場合、128→64→32
0.3ずつの場合、128→128+0.3→128+0.7→64+0.3→64+0.7→32
なぜ調光が細かくできる方が良いのか?
正直光量がそこまで細かくできなくても良いんじゃない?と思うかもしれません。
私自身「まぁ細かく調整でくるんやったらいいかな?」ぐらいの感覚でしたが、実際撮影してみると光量の細かい調整が必要になってくることがわかります。
設定を考える手順として「シャッタースピード」→「絞り」→「ISO」→「光量」になるので、被写体の最適な数値を細かく設定できる方が、カメラ本体の設定を考え直す必要がなくなります。
上下左右首振りが可能
ストロボを選ぶ際上下左右の首振りができる方が良いです!
理由は様々な方向(壁や天井)にバウンスできるからです。
首振りができないストロボはバウンスのことを考えるとあまりおすすめできません。
TT600を使用しての感想|最初の1台目におすすめ
光ったらなんでもいい!
ハイスピードシンクロが使えて無線で使えるものだったら何でも大丈夫!
という人にはかなりおすすめの製品です。
ストロボは基本的に切り離して使用しないと真価を発揮できません。
まあまあ重い
本体重量は400g
電源は電池方式です。単3電池が4本必要となってきます。
普通の電池だと、どうしてもストロボを使うのがもったいなく感じてしまって、結局使っていないという事態を防ぐべく、繰り返し充電可能なエネループをおすすめしています。
100均でも電池は売っていますが、フル発光20回程したら電池が無くなるのでコスパが悪いです。
TTLが使えない
TTL(Through The Lens)とは周りの明るさとカメラの設定を計算して自動でストロボのパワーを調整する機能です。
TTLがあると便利ですが、正直初心者の内はストロボの設定の勉強するためにいらない機能かなと思っています。
TTLなしの分、自分で考えて設定する力が付きます!
TTL(Through The Lens)とは「レンズを通して」という意味の略語です。
本体に取付けた状態でハイスピードシンクロができない
ワイヤレストリガーを付けた状態ではハイスピードシンクロが可能ですが、カメラ本体と直接接続した際は不可となっております。
子供など、日中に動き回る被写体を撮るときに必要になってきます。
ただし、使用用途が限定的なためこちらは特に気にするところではないと思います。
使用の上での注意点
フル発光を連発するとオーバーヒートをしてストロボの照射板が焼けてしまう可能性があります。
あと、カラーフィルターを直付けしていると焦げてストロボに着色してしまうので注意した方がいいです。
私は買ったばかりのストロボをいきなり酷使して、焦げ臭いなぁと思ったらカラーフィルターが溶けてしまったという苦い経験があります。
安全保護機能がついていますが、保護機能が働く前にご自身で調整できるほうがいいですね。
型番の見方
無線で使うにはワイヤレスリモコンのX1T-□が必要です。
□にはメーカーにより型番が変わります。
S ソニー製
C キャノン製
N ニコン製
X 富士フイルム製
SONYα7Ⅲを使っていますが、Cannon用でも使用可能です。
なぜそれぞれ型番違いがあるのか?
一部機能が制限されます。
SONYにCanon用を装着するとハイスピードシンクロができないという欠点がありましたのでご注意して下さい。
まとめ
- 安価
- 純正ストロボよりも光量が強力
- ハイスピードシンクロが使える
- 無線でストロボ発光が可能
- 上下左右首振りが可能
価格が安く、機能がかなり多いこのストロボは本当にヤバイです!(語彙力)
是非ともストロボを使って写真をより綺麗に撮影していきましょう!
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