ストロボを使って得られるメリットの一つとして、光の捉え方について学ぶことができます。
そもそも写真の原理は光を写すということです。
つまり、光の特性について学ぶことは、写真に関する原理原則を学ぶということになります。
光の捉え方を学べるという点で、初心者からストロボを使うことを推奨しています。
おすすめのストロボはこちらで確認できますので是非ご覧ください。
- ポートレートをもっと綺麗に撮れる様になりたい。
- フリマアプリで売れる写真の撮り方を知りたい。
- 夜や室内など、写真の撮れる幅をもっと増やしたい。
この記事では、スタジオ撮影歴2年、現在ではフリーランスで写真撮影をしている私が、初心者からストロボを使った光の捉え方について解説していきます。
ストロボを使う時は被写体が真っ暗になるように設定
ストロボの光のみを被写体に反映させるために撮影した際、被写体が真っ暗な状態になるように、ISO、F値、シャッタースピードを設定するようにしましょう。
え?被写体を真っ暗に設定??
どういうこと??
理由は他の光が混在して色が綺麗に出なくなるからです。
例えば、人を写したければ人の顔が真っ暗になるまで設定しましょう。
街灯とストロボ光が混ざった写真(ストロボなし・ストロボあり2枚で説明)
(光を当てたい被写体を暗くしないと光の色が混ざり、おかしな感じになる)
設定で街灯を写らない設定にした場合の写真(ストロボなし・ストロボあり2枚で説明)
(被写体を真っ暗に写るように変えると、光が混ざらなくなり、ストロボの光だけが被写体に反映されます)
特に蛍光灯の光は緑の発色が強く、人を撮る際あまり綺麗に写せない傾向にあります。
(カメラのホワイトバランス「蛍光灯」はマゼンタを強めに入れている)
マゼンタはピンクっぽい色を付け足して打ち消しているんだよ!
光の方向について
光の方向は大きく分けて5つの考え方があります!
- バックライト
- 前斜め45度
- 後ろ斜め45度
- 本体からの発光
- トップライト
ポートレート撮影しようと思ったらどれが一番いいの?
屋外の場合被写体の顔をしっかり写したければ前斜め45度から撮影が基本です!
①バックライト
被写体の真後ろにストロボを発光させることを言います。
太陽光で言うと「逆光」のあたります。
輪郭をはっきりさせたいときに使います。
効果
被写体の輪郭がはっきり出る
髪の毛の質感がはっきり出る
②前斜め45度
図の通り被写体から見て斜め前にストロボを設置
ポートレート撮影の基本
効果
被写体をしっかりと写したい時に設置
影もしっかり出て凹凸が出るので立体感が表現できる。
③後斜め45度
図の通り被写体から見て斜め後ろにストロボを設置
効果
輪郭が一部出る様になる。
④本体からの発光
太陽光で言うと「順光」にあたります。
被写体にしっかり光が当たります。
できれば本体からの発光は基本的しない様にしていきましょう!
どうしても被写体の凹凸がなくなってしまいがちなのでおすすめはしません。
例外はあります。
本体から発光する際はリングライトをつける様にしましょう!
リングライトはどういう時に使うの?
ポートレートで瞳に綺麗なキャッチライトを入れるために使います!
キャッチライトとは
目の中に光を入れて生き生きとした表情を表現することです!
逆に目に光を入れなければ死んだような目を演出することができます。
ラウンドフラッシュ作例
このように瞳の中に綺麗な丸の光が入ります!
⑤トップライト
被写体の真上から発光させることを言います。
物撮りをする際、非常に有効な方法です。
2灯使う場合に抑えておくべきこと
ポートレート撮影の際は基本的にサンドイッチをしていったほうがいいです。
サンドイッチってどういうこと??
この様に対角にストロボを置く様にすれば、被写体の輪郭を出しつつ被写体をしっかり写し出すことが可能になります。
③のライトはストロボ直あて、②のライトはオレンジのランタンを使用しています。
ポートレート撮影の際に考えるべき光の捉え方
光の捉え方を理解できればストロボはもちろん普段の太陽光や町中の光を応用して、自分で考え計算して写し出すことができるようになります。
男性
サイド光がおすすめ
顔の凹凸ができてかっこよく撮影することが可能
女性
逆光がおすすめ
輪郭が強調されて髪の毛の質感が綺麗に出る
え?逆光って顔が真っ暗になるしあんまり良くないんじゃないの?
私も最初はそう思っていたのですが、実際の写真を見ると認識が変わりますよ!
カメラの設定次第でむしろ髪の毛の質感や輪郭が強調されてめちゃくちゃいい感じになります。
まとめ
ストロボを使う際のカメラの設定は、被写体が真っ暗になるように設定しましょう!
光の方向・光の捉え方について記載してきました。
- 本体からの発光
- 前斜め45度
- 後斜め45度
- バックライト
- トップライト
今回はストロボについて解説してきましたが、これらの特性を理解し、撮影できるようになれば、どんな状況でも被写体を綺麗に撮影することが可能になります。
2灯使う場合は対角線上にストロボを設置していきましょう!
そうすると被写体の輪郭と被写体をしっかり写し出すことができます。
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