雪の降る夜は極寒で寒すぎて外に出たくなくなりますよね?
でも寒いのを我慢して、カメラを持って外に出ると案外面白い写真が撮れますよ!
これから雪の写真を撮るメリットを紹介していきます!
雪+風景(街のネオンやイルミネーション)は意外と簡単撮影できます。
雪の中で風景写真を撮影する際、雪が前ボケになって幻想的な写真ができあがります。
初心者用の一眼レフカメラがあればだれでも撮影可能です。
内蔵ストロボを使って初心者用カメラ+レンズキットのみで撮影する方法
Canon EOS Kiss X6i +レンズキット18-135 3.5-5.6 USM(現在では3~4万円ぐらいで購入できます。)
必要機材はストロボ内蔵型の一眼レフのみです。手持ちで撮影できます。
カメラの内蔵ストロボを使って撮影しています。
カメラ上部左の⚡マークを押すとストロボが出てきます。
そのままカメラにおまかせで撮影すると簡単に雪の写真が撮れます。
ストロボ設定 自動
カメラ設定
- Avモード
- ISO 1600(オート)
- F 3.5
- SS 1/125
使用機材
- 一眼レフカメラ(Canon EOS Kiss X6i)
- キットレンズ 18-135 3.5-5.6 USM
メカニズム
ストロボの照射範囲内で光った場所が反射して写真に写り込みます。
つまり、ひらけたところで内蔵ストロボを使って撮影すれば、雪が反射して前ボケになり振っている様子が映るのです。
注意点
この写真が成立しているのは照射範囲に雪しかないからです。
照射範囲内に人が写り込んだり、障害物があると一気にインスタントカメラ感が増すので注意しよう!
外部ストロボを使った場合の写真
トップの写真は白川郷での写真なのですが、こちらは上記の内蔵ストロボを使って撮影+自動車の軌跡を撮影する方法を掛け合わせて撮影した写真です。
こちらでは、内蔵ストロボを使わず、外部ストロボを使って撮影しています。
理由は、使用しているカメラに内蔵ストロボがないのと、外部ストロボの方が大光量だからです。
ストロボ設定の考え方
照射角は一番広角側(GODOX TT600の場合20mm)
光量はなるべく強めに(1/1〜1/8ぐらい)
カメラの設定はストロボの光量や背景をどれぐらいの明るさにしたいかによって柔軟に変える。
夜で撮影すると雪を浮かび上がらせることができ、幻想的な写真に仕上がります。
撮影方法
前述の雪の撮影方法+自動車の軌跡の撮影方法を掛け合わせで撮影しています。
外部ストロボをカメラ本体に付けて後幕シンクロで撮影しています。
一緒に自動車の軌跡を写したかったので三脚に立ててスローシャッターで撮影しています。
降っている雪を多く入れたかったので強めに発光。
先幕シンクロ
シャッターが開いた瞬間にストロボが発光する設定。
(通常ではすべて先幕シンクロになっています。)
後幕シンクロ
シャッターが閉じる前にストロボが発光する設定。
(ストロボで発光させたモノを鮮明に写したいときに使用)
長時間露光の際、後幕シンクロにすると、ストロボの光に照らされたものが一番映り込むように撮れる・
《自動車の軌跡を撮影する方法》現在作成中
※照射範囲を参照してもらえるとわかるが、強めに発光させても、街並みがかなり遠いため雪しか写らないので白川郷の風景に雪が写った写真が出来上がる。
ストロボ設定
- 光量 1/2
- 照射角(zoom 20mm)
- 直あて
カメラ設定
- Mモード
- ISO 800
- F 8.0
- SS 20秒
- ストロボシンクロ設定 後幕シンクロ
使用機材
- カメラ(SONYα7ⅲ)
- 標準ズームレンズ(24-70 F4.0)
- 三脚
- 外部ストロボ GODOX TT600
注意点
この写真が成立しているのは照射範囲に雪しかないからです。
照射範囲内に人が写り込んだり、障害物があると一気にインスタントカメラ感が増すので注意しよう!
ストロボの閃光時間について
あれ?どうしてスローシャッターなのに雪が止まって写っているの?
良いところにきづきましたね!
これはストロボの閃光時間がものすごく短いから雪が止まって写るのです!
ストロボの光は一瞬です。太陽や街灯の様に常に光っているものではありません。
ではどれぐらいの時間が光っているのでしょうか??
上に載せている写真のクリップオンストロボは1/300~1/10000のスピードで発光します。(機種によって変わります。
シャッタースピードに置き換えるとすごい速さで光っていることがわかります。
必要な条件
スローシャッターで撮影しても雪が真っ暗で写らない状態
図2で表示したとおり、照射範囲が雪しか照らさず、一瞬だけ光ると光ったところが画像に反映されるため雪が写り込むのです。
私が撮影している近くで街灯があった場合は、あの白川郷の写真は撮影できません。
雪+ポートレートの撮影テクニック
ストロボ①
- 光量1/32
- 照射角(zoom 24mm)
- ライトスタンド取付160cm(被写体と同じくらいの高さ)
- ソフトボックス取付
ストロボ②
- 光量1/4
- 照射角(zoom 24mm)
- 地面置き
- 直あて
注意事項
ストロボは電気を使うため機材のため感電にご注意ください。
雪は固形なので雨と違って水没しないと思いがちですが、温度差で水に変わります。雪まみれの機材を暖かいところに持って行く水没する可能性があるので気を付けましょう!カメラ・ストロボ共にビニール袋などに入れて保護しながら撮影しましょう!
ストロボの水濡れ対策
1、ラップでカメラの接続部を重点的に保護する
2、ビニール袋にストロボを入れる
3、できるだけ地面に直置きしない。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
雪と風景を撮影するのは意外と簡単ではなかったでしょうか?
一眼レフ本体に付いている内蔵ストロボを使えば同じように撮影できます。
雪が降った際は外に出てみて実際に撮影しながら自分のモノにしてみましょう。
カメラの内蔵ストロボのみでも撮影可能ですが、外部ストロボを使うとさらに撮影できるバリエーションが増えるので試してみましょう!
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