【初心者向け写真講座】ボケ量の調整方法について

ボケとはピントの合っていないことを言います。

ボケと言ったらピンボケ等イメージしてしまい、あまりいいイメージが無いかもしれませんが、ボケ量を操ることで、まるでプロが撮影したかのような仕上がりになります。

※ピンボケとはピントの合っていてほしいところにピントが合っておらず、良い表現ができていない写真になっていることです。

ただ、ボケているところは目に入らない特性があり、ピントの合っているところにはすぐに目がいくのでボケの調整方法には大きく3つ方法があります。

F値の調整

カメラの設定でまず簡単にできるのはF値の調整です。

数値を小さくすればするほど大きくボケて

数値を大きくすればするほど小さくボケます。

(F値を上げてすべてにピントが合っている状態にすることをパンフォーカスと言います)

焦点距離

レンズの焦点距離(ズームレンズだと24-70の様にズームリングの数字の部分)

によってボケ量が変わります。

広角側ほどボケにくく、望遠側ほどボケやすいです。

同じズームレンズの24mm(広角側)と70mm(望遠側)で同じF値でそれぞれ撮影しました。

(双方の写真は最短撮影距離で撮影しています。)

ご覧のようにバラの位置は変わりませんが、背景のボケの量背景の距離感が変わっています。

撮影距離と背景距離の関係

撮影者から被写体までの距離、被写体から背景の距離で変わります。

例、カメラから被写体まで1m、被写体から背景まで1m

  カメラから被写体まで1m、被写体から背景まで10m

上記で背景のボケ量は変わってきます。

以上の3つの関係性を考えて撮影すると自分が狙った写真が撮れやすくなります!

活用方法

単焦点レンズでF1.8のレンズがあります。

F1.8で撮影すると良くボケますが、被写界深度(ピント面)が浅く、

人の顔を撮る際、目にピントを合わせたら耳はボケてしまうほどピントの合う範囲が狭いです。

F値を上げるとピントの合う範囲が広くなりますが、ボケ感が小さくなります。

そこで、上記のレンズ焦点距離撮影距離背景距離の関係を考慮して撮影できるようになるとボケの量を操ることが可能になります!

前ボケと後ボケを操れるようになると写真の技術がかなり上がりますので、一緒に技術を向上していきましょう!!

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